·         中国漢方薬草から違法・高濃度の残留農薬を検出

 

投稿日 - 2013-06-24 16:20

 

(*この記事本文は624日に掲載されたものですが、71日の新たな調査結果を踏まえて内容を更新してあります)

 

今回は中国の漢方薬草の残留農薬の問題です。

 

漢方と言えば、もちろん健康のために服用されるものですよね。

 

しかし、その漢方の原料に有害な農薬が含まれているとしたらどう思いますか?

 

 

 

中国国内で違法な6種類の農薬を検出

 

今日(624日)、グリーンピースは中国国内で漢方薬草(クコ、ハニーサックル、菊、サンシチニンジンなど)の残留農薬を調査した結果を北京で発表しました。

その結果は、以下のようなとても心配なものでした。

【調査結果の要旨】

65サンプルを調査し、合計51種類の残留農薬を検出

中国国内で違法な6種類(ホレート、カルボフラン、フィプロニル、メタミドホス、アルジカルブ、エトプロポス)の農薬を26サンプルで検出(全サンプル中40%の割合)

WHOによって「極めて有害」、もしくは「有害性が高い」とされる農薬のうち10種類の農薬を26サンプル(全サンプル中40%の割合)で検出。そのうちクラスIa(極めて有害)とされる農薬は、アルジカルブ、エトプロポス、ホレートで、クラスIb(有害性が高い)とされる農薬は、カーボフラン、シフルトリン、メタミドホス、メチダチオン、メソミル、オメトエート、トリアゾホス

極めて高濃度の残留農薬も検出。サンシチニンジンには殺菌剤として使用されるチオファネートメチルがEUの定める残留農薬基準の500倍の濃度で検出。同様に、ハニーサックルでは100倍の濃度で検出。

つまり「違法」「極めて有害」「高濃度」の農薬が検出されてしまったのです。これらは、実際に市場で販売されていたものです

残留農薬が含まれる食品を長期にわたって摂取し続ければ、体内に有害化学物質が蓄積される可能性があります。また、農薬による慢性中毒は集中障害、ホルモン攪乱、生 機能異常などの被害をもたらすかもしれないと報告されています。

 

 

 

ヨーロッパや米国など、中国国外でも検出 71日追記)

 

また、この記事掲載の1週間後(71日)、グリーンピースはヨーロッパや米国などの中国国外で購入した中国漢方薬草についての残留農薬調査結果を公表しました。、中国国内での調査と同様に、多くのサンプルから残留農薬が検出される結果となりました。

 

·         ヨーロッパ、米国でも、中国漢方薬草から高濃度の残留農薬を検出

 

投稿日 - 2013-07-01 15:13

 

624日に、グリーンピースが中国国内で購入した漢方薬草から高濃度の残留農薬が検出された件をお知らせしました。

 

この調査結果のニュースはCNN(注1)、AFP(注2)などが伝えたことで世界中に広がりました。 

 

それから一週間。

 

今回(71日)は、グリーンピースが中国国外で購入した、中国漢方薬草の残留農薬結果について発表しました。

 

 

この調査では、ドイツ、フランス、イタリア、オランダ、英国、米国、カナダで購入した漢方薬草36サンプルを調査し、その結果32サンプルで3種、もしくはそれ以上の残留農薬を検出しました。

 

今回の結果も、前回の中国国内の漢方薬草を調査した結果内容と同様に心配なものでした。

 

【中国国外で購入した漢方薬草の調査結果:概要】

 

o    17サンプルからWHOによって「極めて有害」、もしくは「有害性が高い」とされる農薬が検出

 

o    カナダとドイツで購入したハニーサックルのサンプルから、それぞれ24種、26種の残留農薬を検出

 

o    26サンプルからEUの定める残留農薬基準を超えた残留農薬を検出

 

日本に輸入されている漢方薬草についても、行政や輸入業者、市民などによる様々な形での調査が必要です。

 

 

2015年3月22日の新聞にこんな記事がありました